資本主義は、資産になりうるものさえあれば一発逆転ができる最強のルールだ

資本主義は、資産になりうるものさえあれば一発逆転ができる最強のルールだ

人類が資本主義を発見・定着させてから、約300年近くたった。未だに資本主義に替わりうるような、人類にとってよりより経済の仕組みは発見されていない。また、一部の人達は、資本主義の一側面のみをみて批判しているが、彼らには対案が存在しないし現状を改善しようと行動しているようには見えない。
今回は、その資本主義のルールとそこで生きるための方法論について解説する。

資本主義は不条理である

まず、大前提となるのは、「資本主義は不条理」ということである。どういうことか?というと、まず「平等」という概念は存在しない。また、労働や投資の努力が報われることを「保証」していない。
非常に「不条理」な世界なのだ。
「資本」を持つものは常に強いし、「教養」のあるものは情報収集能力で他社に差をつけることができる。
そのような「不条理さ」が、常に「貧困」と「格差」が生まれる仕組みになっている。
ただ1つ、重要なのは、資本主義のルールに従う限り、機会(チャンス)は何人も等しく「平等」であるということだ。
では、資本主義のルールとはいったい何なのか?
 

資本主義のルールとは?

資本主義のルールは、極めてシンプルだ。

よく資本主義の仕組みを解説する書籍の冒頭には、上図の様な資本、資産、負債の解説が乗っている。
だが、この図だけでは資本主義の説明にはなっていない。
資本主義の真理とは、今自分の手元にある「資産」を使って、より多くの人に価値を提供し、資産を膨らませることである。
「資産」とは、別にお金である必要はない。
自分自身の身体も資本になりうるし、自分自身の資産も同じである。
因みに、労働者は自分の「身体」と「時間」を経営者に「資本」として提供し、その対価として給料を受け取っている。
だが、資本主義のルールであれば、「副業」して所得を増やしてもいいし、不動産を購入して自分自身の資産を増やしてもよいのである。
場合によっては、自分の「資産」だけで足りないこともある。そのために、銀行からお金を借りる「負債」が発生することもある。
そこで、なぜ銀行がお金を貸してくれるのか?というと、資産が膨らむ可能性が高いからこそ貸してくれるのだ。資産が膨らめばその分負債として貸しているお金に利子を付けて返してもらえるのだから。
ここで気を付けたいのが「マイホーム」だ。
マイホームは「資産」にならない。なぜなら、自分自身やその家族にしか価値を提供しないからだ。
特に、資本主義のルールにのっとれば、住宅ローンは愚の骨頂だ。
なぜなら、負債だけ膨らみ、資産がマイホーム以上に膨らむことがないからだ。
マイホームを購入する際は、上記のような背景は必ず押さえておいた方がよいだろう。
話をもとに戻すが、つまり資本主義のルールとは、

それだけの仕組みなのだ。

 

何が有効な資産になるのかは、世の中の流れによって変わる

工業化が促進されていた時代では、「資産」とは、「工場」や「労働者」であった。
ところが、ITという産業が生まれてからは、それに加えて「情報」も資産になりうる時代になった。
最近では当たり前になった「Webサービス」や「ブログ」も立派な情報資産である。
このように、「資産」になりうるものは、時代によって大きく変わってくる。
 

資本主義のルールを批判するより、資本主義の中で精一杯生きる

生まれつき「平等」が保証されていない資本主義。資本主義を否定するのは簡単だ。確かに富めるものはますます富み、貧しいものはいつまでたっても貧困層のままだ。それはなぜか?というと、貧困層の大半は、「自分の欲求を満たす」ことを優先してしまい、いつまでたっても「資産」を形成できないからだ。
資本主義の最大のメリットは、機会さえあれば一発逆転することができることにある。
中には、それに気づいて貧困から脱出した人もいるのだ。
スティーブ・ジョブズが創業したかの有名なアップル社も、元はと言えば、家のガレージから始まった。ビルゲイツが創業したマイクロソフトや、イーロン・マスクが創業したPayPalも同様だ。一文無しの状態からアイデアとハードワークで少しずつ資産を形成していったのである。
もし、資本主義というルールが定着しなければ、一発逆転をすることは叶わず、未だ王侯貴族が世界の富の大半を手中にしていただろう。
資本主義というルールを批判するだけではなく、資本主義のルールを理解し、その中で価値を生み出せるように精一杯生きた方が、まわりまわって自分自身のためになる。