人脈を作る際の注意点

人脈を作る際の注意点

異業種交流会、セミナー。最近は、簡単に人と会うことができる時代だ。
一方、多くの人に出会っても全く信用されず、様々な異業種交流会やセミナーを渡り歩き、結局徒労に終わるケースも少なくない。
今回は、そのようなケースに陥る原因と対策についてお伝えする。

 

相手あっての人脈

異業種交流会やセミナー後の懇親会は、一種の麻薬のようなものだ。
起業したての頃は、営業するにも伝手がないのがほとんどなので、そういった交流会で名を売ろうとする。
たくさんの名刺をバラマキ、様々な人と話をする。
そして、後日商談を持ち掛けようにも、相手からの返答はない・・・。
こういうことはざらにある。私も同じ経験を何度もした。
なぜ、こうなってしまうのか?冷静に分析していくと、

ということだ。
特に、儲かっている会社の社長(意思決定権を持つもの)は、利益管理(お金、時間)にシビアであるため、
そもそも、時間の浪費に終わってしまうような異業種交流会やセミナー後の懇親会には殆ど顔を出さない。
中には、セミナー後の懇親会に顔を出す社長もいるが、それは自社製品の営業目的で顔を出すに他ならない。
つまり、儲かっている人ほど、利益にならないことはやらないし参加してこないのだ。
 

いかに相手に利益を与えられるか?で、人脈の濃さは変わる

異業種交流会でよくある「うちはホームページ作れます!」とか「うちはシステム開発できます!」といった売り込みは、
ほとんど役に立たない。なぜなら売り込み相手は儲かっていないためお金を出すことができないし、お金を払う意思がないからだ。
つまり、出会ったとしても、商談やビジネスにつながる話は出てこない。
出てきても実態の伴わない見せかけの話だ。
だが、名刺を渡されて「代表取締役社長 ○○」「一般社団法人代表 ○○」という形だけの人脈に騙されて、人脈を作った気になってしまうのだ。
そもそも、人脈とは何か?を思い出してほしい。
儲かっている人、発注してくれる人。すなわち成功者の人脈とは、主に以下のようなものだと定義できる。

  1. 時間を費やした以上のお金を使うに足るものを持っていること
  2. 彼らが与える同等以上のものを返せること

会社が儲かってくると、何が起きるか?というと上記の2点を実現してくれる人を非常に大事にする様になる。
なぜなら、ビジネスが大きくなる話が山の様に出てくるからだ。
彼らは、常に「まずは与えよ(Give & Give)」の精神で話を進める。
そういった人たちは人を見る目がシビアだ。
与えた時間やお金以上の価値をもたらさなければ、結局その人脈は陳腐化してしまう。
逆に、少しずつ信頼を勝ち取っていけば、その人脈は一生ものなのだ。
 

太い人脈は、よいスパイラルをもたらす

異業種交流会やセミナーで知り合ったような細い人脈を太くするには、「まずは与えよ(Give & Give)」の精神を養うことが第一だ。
できるようになれば、必ず儲かっている人からお声がけを頂くことができるようになる。
そして、儲かっている人の人脈は、華やかなものではなく世の中一般に出てこないような地味な人脈だ。
そして、地味な人脈はアメーバ型(相互関係が入り乱れている)の形をしているので、紹介によってどんどん人脈が広がっていく。
すると不思議なことに自分の価値もどんどん上がっていくので、結果として周りの人から声をかけられるようになっていくのだ。
異業種交流会やセミナーに頻繁に参加しているのに、一向にビジネスができない!という人は、まずほかの人に価値を与えられるだけのスキルを身に着けることをお勧めする。