なぜやらなかったのか?を分析すれば、実行力のある人になれる
世の中には行動力の塊なような人と、行動よりも思考が先行してしまったら、そもそもやる気があまり出なくて中々行動できない人がいる。
起業仲間やすでに成功している先達のほとんどは、行動力の塊みたいな人の方が多い。
今回は、その行動力を身に着けるための心構えについてお伝えする。
なぜ行動しなかったのか?を、とことん考えてみる
まず、行動しなかった人達が、「なぜ行動しなかったのか?」を調べてみた。
当然かなりの数の理由があるわけだが、大別すると以下のようになる。
- 行動する時間がなかった
- 行動するためのお金(費用)がなかった
- 他に優先すべきことがあった
- なんとなくやる気が起きなかった
・・・以上4つをあげてみたが、スポ根漫画や典型的な日本人の様に「ただの言い訳だ!」と片づけるのはナンセンスだ。
折角なので、この場で分析してみようと思う。
行動しなかった原因は至極単純
やらなかった要因1:時間がない
まず1番目の「行動する時間がなかった」であるが、本当にそうだったのであろうか?
実は、この「行動する時間がなかった」と、3番目の「他に優先すべきことがあった」は裏表の関係ともなるし、そうでないときもある。
「他に優先すべきことがあった」にも関わらず、「行動する時間がなかったか?」と聞かれると、大抵の人は「うーん」と黙ってしまう。
なぜなら、「本気でやりたい!」や、「やらないと死んでしまう!」と思ったら、ある程度ほかの時間(就寝時間、ランチ、ディナー等)を削ってでもやろうとするからだ。
実際、給料を稼ぐ仕事はやらないと野垂れ死んでしまうので、黙ってでも1日の中からある程度の時間を削ってやろうとする。
また、とあるバンドの全国ツアーの追っかけ達を見ればわかる通り、彼らの人生に与えられた時間の中で、優先順位が高いからこそ追っかけをやっているわけだ。
つまり、「時間がない」「他に優先すべきことがあった」というケースは、
言い換えれば本気でやりたいとは思っていないし、人生の中でそこまで優先順位が高くないのである。
これは、実際に結果(≒行動)に出てしまっていることなので、どれだけ心で「そうじゃない!」と言い張っても意味がないことである。
まず、この事実をしっかりと受け止めることが重要だ。
やらなかった要因2:お金(費用)がない
次の「お金がない」は、ちょっと厄介だ。
なぜなら、お金がないと本当にできないことが多々あるからだ。
実際、「海外移住したい!」と思っても、お金がなくて夢を断念せざるを得ないケースを数多く見てきた。
それだけ、何かをやりたい!と思っても、実現するためにはある程度のお金が必要になる。
私も海外移住する際はほとんどお金がなかったし、海外移住してからというもの、なけなしの貯金をすべて会社の資本金に投じてしまったため、自分の持ち金(現金)はほとんどなくなってしまった笑
だが、ここでも本気でやりたいと思っているか否かで、行動があからさまに変わってくる。
本気でやりたいと思ったら、節約したり副業したりして、資金集めに奔走するだろうし、
その道に詳しい人に会いに行って話を聞いたりと、実際に行動しようとするしその時間を何とか捻出しようとする。
ところが、「お金(費用)がない」人に、お金を何とか調達しようとしましたか?と聞くと、「いや、そこまでは・・・」と尻込みしてしまっていたのである。
つまり、ここでも「お金(費用)がない」と言っていた人は、本気でやりたいとは思っていないし、人生の中でそこまで優先順位が高くないのである。
自分の奥底にある置き石さえ見れれば、どうしたら行動に移せるか見えてくる
さて、本気でやりたいとは思っていないし、人生の中でそこまで優先順位が高くないのを、どうすれば解決できるのか?
自分自身と向き合う場合は、「なぜ本気でやりたいと思わなかった」のかを分析する必要がある。
おそらく、今すぐに自分自身の環境を変えたくない、という一種の防衛本能が働いているケースが多い。
そのような人には、ぜひ一度「○○したい!」という願望をリセットして、「なぜ○○したいのか?」を自分自身で考えてみることをお勧めする。
○○したい!という欲求に対し、
- 「○○したいけど、△△という理由があるからまた今度にしよう」
- 「○○したいけど、世間体もあるからやめよう」
- 「○○したいけど、彼女(彼氏)との結婚の方が優先だな」
等、行動に移したくない自分の心の中の置き石がどんどん浮かび上がってくる。
そのようなネガティブな心理よりも、○○したい!という気持ちが上回るとき、「なぜ○○したいのか?」を非常に強い信念に変えることができる。
この自問自答し振り返る訓練を繰り返せば、少しずつ信念から思考、そして行動に移すことができるようになってくる。
そして徐々に行動力のある人になれるだろう。