【Web制作者・フリーランス向け】オウンドメディアとサイト制作をうまく絡める方法
最近、SEO対策の依頼がサイト作成や保守とともに来るようになったのだが、個人的にはあまり乗り気ではない、とお伝えするようにしている。
その理由は、
という点だ。
今回は、依頼者とサイト制作者が、お互いにWin-Winになりそうな方法を模索する。
頻繁にアップデートされるGoogleの検索エンジンの仕様
2018年8月、Googleの検索エンジンのアップデートが行われた。
それは何か?というと、2018年3月にアップデートした
- 今回のアップデートに対して検索順位が落ちたサイトのサイト管理者が出来ることはない
- 3月7日のアルゴリズムアップデートは品質が低いサイトをテーゲットにしたものではなく、むしろコンテンツと検索キーワードとの関連性をターゲットにしたものだ
という内容と同じコンセプトでアップデートが行われた。
参考:【速報】8月1日にGoogleで大きな順位変動!広範囲なコアアルゴリズムアップデートの実施を発表。順位回復の対策は?
今後も、Googleの検索エンジンのアップデートは続き、サイト管理者は、SEO対策だけでなくコンテンツのブラッシュアップに忙殺されることが予想される。
ただWebサイトを構築するだけでは、依頼主のメリットにならない
そうなると、Googleのアルゴリズムの変更の度に、SEO対策に忙殺されるのは、正直なところ割に合わないケースも出てくる。特に、Googleの検索アルゴリズムによって、検索結果上位に入るケースもあれば、急にランクが下がるケースもあり、正直変更の影響は予測できない。
特にサイト構築後初期段階では、それほどアクセス増やコンバージョン増を見込めないので、SEO対策やコンテンツのブラッシュアップに投資できる金額にも限度がある。
と言いつつも、Webサイトを構築した後に、顧客にコンテンツブラッシュアップやSEO対策が対応可能か?というと、かなり厳しいと予想される。
となれば、顧客のアクセス増に結び付ける施策を、アフターフォローとしてセットで販売するのも1つの施策である。
さりげなくアクセス増を支援する
では、どのように制作したサイトのアクセス増を行うとよいのだろうか?
自分のポートフォリオサイトを構築し、サテライトサイト兼オウンドメディアを構築する
まず最初の施策として、
という手法だ。
昔の被リンク稼ぎに近いが、少なくとも導線は増えるので、リンクを踏んでもらえる可能性は0ではなくなる。
検索エンジンの評価はほとんど変わらないが、自分のポートフォリオサイトは固有名詞(顧客名やサイト名等)等で検索にヒットする可能性があるので、サテライトサイトからのトラフィックを発生させることは可能だ。
自分のSNSアカウントでポートフォリオを共有・拡散する
次の施策は、
手法だ。
これは、SNSの拡散力を生かして、サイトにアクセスを呼び込む一番単純なやり方である。
メリットとしては、拡散のためのコストがかからない一方で、デメリットとして、影響力が弱いユーザーが拡散しても、中々認知されないという弱点もある。
中長期的に見た場合は、前者のポートフォリオサイトのサテライトサイト化のほうが、より検索エンジンからの流入を増やせる可能性があるし、またサテライトサイトを活用した新規案件の受注増加も行うことができる。
Googleと戦わずに共存する
結局のところ、Googleのアルゴリズムの変化が予測するのが難しい以上、先手を打ってSEO対策を打つことは難しい。となると、大半のサイトは、Googleに対して常に後手に回った状態になり、検索からの流入に対して一喜一憂する状態が続くだろう。
それよりも、Googleからの検索による流入は儲けもの、と割り切って、様々なチャネルを活用したアクセス増を目指したほうが時間効率が高い。
自分の実績公開のためにも、ぜひサテライトサイト兼オウンドメディアの構築をおすすめする。