【フリーランス向け】受注後に案件を深堀するコツ
フリーランスをやっていると徐々に身についてくるが、案件が多い時期と少ない時期がある。案件が多い時期にできるだけ案件を作っておかないと、案件が少ない時期に思うように受注できず、じり貧になってしまうことだってある。
今回は、フリーランスが、とある顧客から初めて案件を受注した後に、案件を深堀するコツについてお伝えする。
まずは顧客と頻繁にコミュニケーションをとる
まず最初に重要なポイントは、
ことだ。
月1回でも、顧客やパートナーと課題について共有することで、顧客が困っていることや改善することで得られるベネフィットが見えてくる。
さらに、複数の顧客とコミュニケーションをとることで、共通の課題が出てくることもある。
その場合、クラウドサービス化を図るなど、開発側のコストを圧縮して顧客にサービスを提供できるネタを見つけることもできる(マーケットイン)
軽微な修正はできる限り無償で対応し、信用度を蓄積しておく
次に、意外と案件化につながりやすいのが、
という点だ。
軽微な修正は、エンジニアにとっては損な話だが、顧客の信用度と親密度を上げるには、一番取り組みやすい施策の1つである。
例えば、CSSのクラス追加やプロパティの修正で済むような改修であれば、無償でもほとんど損はしないはずだ。
個人的には、軽微な改修=1/4人日以下&緊急度低めと定義しており、その範囲であればできる限り無償で対応するようにしている。
逆に、1/4人日を超える作業や緊急度が高い作業は、安請け合いしてしまうと、後で作業ボリュームが膨らんでしまうことが多いので、無償では対応しない方が望ましい。
顧客の現状の課題をトレースし、優先順位をつける
最後に、重要なポイントは、
ことである。
顧客とコミュニケーションをとる中で、いくつか課題が出てくる。
または、課題として顧客が認識していないが、実は潜在的な課題というものもある。
そういった課題や課題の源泉を顧客と共有し、顧客のビジネスへのベネフィットやリスクから、顧客と優先順位をつけていくことで、受注した案件のみならず、その後の案件の受注確度を高めることができる。
顧客からしても、課題の重要度を認識している業者に頼む方が、より要望に応えてくれると期待値が高まるからだ。
フリーランサーになって、案件の受注拡大に苦戦している方は、ぜひ上記3つの案件深堀方法を実践してみてはいかがだろうか?