マレーシアに移住したときに直面した困難
海外移住とは、文字通り海外に生活拠点を移すことだ。
文字から意味を察すれば、大変高いハードルだと感じてしまうだろう。
実際に、移住には様々な成約が伴う。
考えるだけでも、以下のハードルをクリアしなければならない。
- 当面の生活費用を現地通貨で持つ。
- 生活に必要な水道、電気、ガスなどのライフラインの整備状況を確認。
- 住居や病院やスーパーマーケット、大使館(領事館)など、生活に必要な場所を探す。
- 生活費を管理する銀行の手続き。
- 現地の言葉の習得。
- 長期間滞在するためのビザの取得(リタイアメントビザ、就労ビザなど)
自分でも、一人だけでクリアできる自信がないくらい、様々な課題に直面する。
海外に支社がある駐在員の方は、会社がある程度サポートしてくれる。
私の場合は、海外法人を設立した手前、自分ですべてやる必要があった。
正直駐在員がこれほどまでうらやましいと思ったことはない(笑)
課題をどのようにクリアしたのか?
私がマレーシアに移住した時は、まずは現地調査をした。
中には下見なしに移住した強者もいるようだが(笑)
現地調査は、約3~5回ほどしたと思う。
何度もマレーシアの首都クアラルンプールと、羽田をAirAsiaを使って往復した。
最初は、何を調査したかというと、「食事」だった。
食事が合わなければ、長期間住めないと思ったからだ。
幸い、マレーシアの食事はバリエーションが豊富だ。
写真にある「ナシ・レマ」は、日本のチャーハンに近く、味付けは日本人に好まれる感じになっている。
また、クアラルンプールには、西洋料理や中華料理、和食料理屋が数多くあるので、食事に困ることはなかった。
タイにも行ったことがあるが、タイの食べ物はトムヤムクンの様に甘酸っぱいのが多く、個人的には好きではなかった。。。
食事をクリアしたら、次は、生活拠点をどこにするか?だ。
マレーシアは、クアラルンプール、ペナン、ジョホールと主要都市を見てきたが、
最終的にクアラルンプールに生活の拠点をおくことにした。
理由は、
- 日本と直行便があり、シーズンオフでは往復5万円ほどで行ける。片道は6時間半ほど。
- スーパーマーケットや病院等の生活に必要な拠点の数が多い。
- 日本語を喋れるお店が多い(マレーシアは、東南アジアの中でも有数の親日国)
- 日本人が多くいるだけでなく、様々な人種が多く住んでおり、現地の人たちが他国の人に対して親切。ビジネスアイデアを生み出しやすい。
ざっと上げただけでも、これくらいあった。
その後、何回かクアラルンプールを訪れる中で、生活のライフライン状況や病院やスーパーマーケットのような生活インフラが、日本と大差ないことを確認することができた。しかも、現地のスーパーマーケットには、このような日本語の表記もあったりする(笑)
ただ、生活の拠点が確定しても、ビザがなければ長期間滞在することはできない。
そこで、現れたのが救世主だった。
救世主現る
救世主といったら、非常に大げさな感じに聞こえると思う(笑)
だが、当時の私からすると、間違いなく救世主だった。
先ほどお伝えした通り、海外に移住する際に重要なのは「ビザ」だ。
最近は、MM2H(マレーシアセカンドホームビザ)や、フィリピンのクォータビザが有名だ。
但し、ビザというものは、そんなに簡単に手に入らない。
日本でも移民の問題がある通り、海外でもビザの取得はハードルが高いのだ。
そのような中、海外で起業したいと思っていた私にとって最適なのは、
リタイアメントビザではなくて、就労ビザだった。
就労ビザは、リタイアメントビザほど資産を持つ必要がなく、比較的容易に申請条件を満たすことができた。
しかも、就労ビザの取得だけでなく、現地法人の設立とセットで申請代行を行ってくれる司法書士がいたのだ。
私は、早速に彼にSkypeでコンタクトを取り、法人設立に向けて動き出した。