【海外移住希望者向け】海外移住&起業したい人向けのポータルサイトを構築する(マレーシア編)
マレーシアに移住して、早3年がたった。その間、ベトナムやタイ、シンガポールといった東南アジアの国を訪問してきた。
そこで感じたのは、
「日本人は海外の情報に接する機会が少ない」
「海外から見た日本の情報が少ない」
ことだった。
そこで、私は、一人でも多くの日本人に海外、とりわけ東南アジアの情報を発信したいと思い、まず最初に、マレーシアの情報を発信する情報サイトを構築することにした。
今回は、なぜ東南アジアのポータルサイトを構築するに至ったのか?その背景をお伝えする。
海外に対して抵抗感の強い日本人
日本は島国だ。
その点はイギリスに近いが、イギリスと根本的に違うのは、民族の対外志向だ。
イギリス(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)の人たちは、
海外進出に積極的だったのに対し、日本人はそれほど積極的ではない。
未だに日本人のパスポート保持率が25%にとどまっているのは、やはり海外に対する抵抗感が強い現れ、といえるだろう。
海外では立場の弱い日本人
その関係もあって、日本人は現地に土着している人は少ない。国家プロジェクトで移民を推進したブラジルは例外としても、私が住む東南アジア各国において、日本人コミュニティはそれほど大きくはない。
例えば、タイは人口7,000万人のうち、日本人は10万人ほどだ。マレーシアに至っては人口3,200万人のうち日本人は2万人強しかいない。
華僑と比べると、かなりコミュニティは小さく、どうしても立場が弱くなりがちだ。
海外から現地の目線で得られる情報が少ない
それだけではない。
現地の情報や情勢の情報量が圧倒的に不足している。
最近では、長期滞在者が増えたので、シンガポールやバンコク、クアラルンプールといった主要都市の衣食住情報を取得するのはそれほど難しくなくなったが、それでも、
- 住居を借りる、購入する際の注意点
- IT機器を調達する際のおすすめポイント
- 現地で起業する際の注意点。
- 現地の教育(インター)事情
といった、現地ならではの方法はまだまだ少ないのが現状だ。
移住者じゃないと体験できないこともある
では、なぜ情報が入りにくいのか?
それは、現地に受け入れられた人じゃないとわからない情報は多々あるからだ。
逆の立場で考えるとわかりやすいが、日本の風習の良いところ、悪いところは、日本に長期間住んでみないとわからないことが多い。3~5年ではわからないことの方が多いはずだ。
私の場合、マレーシアに住んで3年たったが、毎日が気づきの連続だ。3年たってもわからないことは山ほどある。昨年は、近所のラマダン明け(ハリラヤ)祭りに招かれたが、恥ずかしながら、そもそもラマダン明けでホームパーティのようなことを催すこと自体知らなかった。
つまり、現地に長期間住んでみないとわからないことや体験できないことがあること自体普通なのだ。
移住した日本人だからできる情報発信
これからは、さらにグローバル化が加速し、日本人は様々な国で活躍するケースが増えていくと予想される。そのとき、現地にいる日本人が少しでも情報発信し、日本人に便宜を図るようになれば、より日本人は海外に進出しやすいくなる。
今回のサイト構築には、そういった想いを強く抱いている。
少しでも、海外に移住して日本人コミュニティを拡大する礎になれば幸いである。