【エンジニア向け】WordPressを学ぼう(1)- 基本的な構造と使い方
WordPressで構築されたWebサイトは、ついに世界の33%を占めるようになった。
Wordpressは、内部構造等システム面ではいろいろと物議を醸しだしつつも、Webサイトとそのコンテンツを表示する仕組み(記事・固定ページ・メディア)においては、世界のデファクトスタンダードになりつつある。
参考:WordPress.com
今回は、そのWordpressを学ぼうシリーズの第一弾、Wordpressの基本構造についてお伝えする。
- WordPressは、データベースとWebサーバー上のファイルをコントロールして、Webサイトを表示する。
- WordPressは、記事・固定ページ・メディアの3つから成り立つ。
WordPressの基本構造
WordPressは、主に記事、固定ページ、メディアの3つのコンテンツからなりたっている。
記事
記事は、ブログ等の記事に該当する。TOPページやカテゴリページの中に一覧として表示され、タイトルをクリックすると詳細ページが表示される。
実際のWebサイトにおける記事の用途としては、
- 不動産サイト:物件の詳細ページ
- 自動車販売サイト:自動車のスペックページ
- カタログサイト:カタログの詳細ページ
といった使い方が想定される。
記事は、Wordpressの中のデータベースにあるwp_posts(※)テーブルに保存される。
※wp_:Wordpressnのテーブル接頭辞
記事の中身は、原則HTMLだ。Wordpressはエディタを介して記事を投稿できるが、エディアで入力した内容もHTMLとして保存される。
また、記事を拡張するためのカスタムフィールドというものがある。カスタムフィールドは、wp_postmetaテーブルに保存される。
カスタムフィールドは、
- 不動産サイト:物件の詳細ページに表示される物件の価格や最寄駅など
- 自動車販売サイト:自動車の排気量、年式など
といった形で、記事とは別に項目を独立させて使用する。
固定ページ
固定ページは、記事と異なりカテゴリやタグの下にぶる下がらずに単体でページを構成する。
分かりやすい使用例として、
- お問い合わせフォーム
- プライバシーポリシー
といったページがあげられる。
固定ページの中身も、記事と同じく原則HTMLだ。
固定ページは、記事と同じくWordpressの中のデータベースにあるwp_postsテーブルに保存される。
メディア
メディアは、いわゆる画像や動画など記事や固定ページに埋め込んで利用するものだ。
Wordpressに画像ファイルをアップロードすると、特定のフォルダ(/wp-content/uploads)以下に保存されるようになっている。また、メディアの情報(URL等)は、生地と同じようにWordpressの中のデータベースにあるwp_postsにも保存される。
まずは、固定ページと記事の使い方に慣れよう
WordPressを利用したことがない人は、まず最初に記事の投稿方法と、固定ページの使い方に慣れておいた方が良いだろう。特に記事と固定ページの使い分けができるようになると、Wordpressを活用してサイトを構築しやすくなる。
次回は、Wordpressのファイル構造と、テーマについて解説する。