【マーケター・ブロガー向け】競合との差別化への第一歩!SimilarWebの使い方入門
SimilarWebは、Webマーケティングを行う際には非常に便利なツールだ。
最近では、SNS等の普及によりWebマーケティングだけで集客したりキャンペーンを出したりする効果は以前より少なくなってきた。
しかし、それでもまだWebマーケティングは有効なマーケティング手法である。
今回は、競合との調査を行うことができる便利ツール「SimilarWeb」について紹介する。
SimilarWebとは?
SimilarWeb(シミラーウェブ)とは、イスラエルで立ち上がった分析サービスだ。このサービスでは、競合他社のホームページのPV(ページビュー)数やユーザー数等、GoogleAnalysticsの基本指標と同様で、かつ類似したデータ(※完全に一致しない)を参照できる。
詳細データを取得することはできないが、それでも近似値を取得できるため、競合とのアクセス状況の際を比較することができる便利なツールだ。
SimilarWebには、有料版と無料版がある。
無料版では、ある程度の機能が制限されるものの、アクセス状況等基本的なデータの比較を行うことが可能だ。
SimilarWebの使い方
SimilarWebの使い方は、非常にシンプルだ。順を追って解説する。
SimilarWebへのサインアップ
まず最初に、SimilarWebにアクセスする。
続いて、無料サインアップを選択すれば、簡単なステップですぐに利用可能だ。
尚、GoogleアカウントやFacebookアカウントとのシングルサインオン(SSO)機能も実装されているので、GoogleアカウントやFacebookアカウントをお持ちの方は、アカウント登録の煩雑な手続きは必要ない。
SimilarWebで競合サイトと比較
SimilarWebで競合サイトを比較する際は、以下の数ステップで実現可能だ。
まず最初に、画面上部にある検索窓に、比較元(たいていの場合自分のサイト)のURLを入力する。
URLを入力すると、以下の様にウェブサイトに候補が表示されるので、自分のサイトをクリックする。
すると、以下の様に比較元のサイトのサムネイルやランク情報、以下のトラフィック情報を参照することができる。
- 月間訪問数
- 月間ユニークセッション数
- 平均滞在時間
- 1訪問あたりのPV(GAにおけるページ/セッション)
- 直帰率
次に、競合と比較するために、「比較する」ボタンをクリックして、比較先のサイトを指定する。
すると、以下の様に競合との比較結果が表示される。比較結果の画面では、
- 合計訪問数
- トラフィックシェア(モバイルとPCの比較)
- エンゲージメント(≒トラフィック情報の比較)
といった情報を一覧で見ることができる。
実は、比較結果の定量評価だけでも、競合比較をすることは可能だ。
上記の例の場合でいえば、
- 私のサイトのアクセス数は、競合より1/2近く少ない
- 私のサイトのほうがモバイルによるアクセスの割合が大きい(モバイルフレンドリー?)
- 直近の月間訪問数でいうと、私のサイトほうが多い
- 平均滞在時間は競合サイトのほうが長いが、1セッションあたりのページ数は私のサイトのほうが多い
(≒少ない時間でより多くのページを見てもらっている?) - 直帰率は、私のサイトのほうが高い
といった感じで、直近で取り組むべき課題は何か?を、定量的かつ相対的にあぶりだすことができるのだ。
競合から学べること
SimilarWebを駆使して、競合から学べることはいくつかあるが、その中でも重要なのは以下の2つだ。
Webの世界における自社の立ち位置を把握する
先ほどの例でもあったようにSimilarWebを使うことで、
が明確になる。
Google Analysticsでも定量評価は可能だが、競合との比較ができないため、他の競合との競争の中で何を優先するべきか?までを相対評価できない。
その点、SimilarWebならば、定量的かつ相対的に評価を行うことができる。
競争するのではなく、競争しなくても集客できるポイントを探す
次に、SimilarWebを使うことで見えてくるのが、
といったアクションが可能になることだ。例えば、以下の画面の様に、キーワード検索において競合と比較ができたり、競合他社がAdwords広告を出しているキーワードもあぶりだすことが可能だ。そのため、競合他社が実施していないキーワードの中からどのキーワードで集客するか?、検索回数やCPCといったデータを元に緻密な戦略を立てることができる。
最後に
SimilarWebの機能や使い方を簡単に紹介したが、SimilarWebの最大の強みは、
ことにある。
まだ導入していないWEBマーケターは、ぜひ導入を検討してみるとよいだろう。