【エンジニア向け】WordPressでオリジナル(自作)テーマやプラグインを開発するための勉強法
WordPressは大変便利なCMSだ。
テーマによって自由にデザインを切り替えることができるし、プラグインによって機能を拡張することもが容易だ。
今回は、そのプラグインやテーマを開発するための勉強法について解説する。
最初に、Wordpressの機能をざっくり理解する
まず最初にした方が良いことは、Wordpressの機能をざっくりでよいので理解することだ。
では、どの程度理解すればよいか?私個人的には、少なくとも以下の3つは抑えておいた方が良いと思っている。
- 投稿や固定ページ、カテゴリやタグでできることを理解する
- パーマリンクについて理解する
- メディア機能を理解する
投稿や固定ページ、カテゴリ&タグ(タクソノミー)でできることを理解する
特に固定ページと投稿の差はしっかりと理解しておく必要がある。特にテーマ開発においては、
- 固定ページのデザインを調整するのか?
- 投稿の詳細ページ(?p=xxxxでアクセスできるページ)のデザインを調整するのか?
で、開発すべき部分が異なるからだ。
また、カテゴリやタグについても同様だが、こちらはWordpressのタクソノミーという機能を使っている。カテゴリやタグについては、タクソノミーの概念を押さえておけばよいだろう。
パーマリンクについて理解する
次に抑えて起きたいのが、パーマリンクだ。
パーマリンクとは、固定ページや投稿ページのURLのルール設定のようなものだ。
この設定によって、投稿ページがどのようなURLでアクセスできるのかをコントロールできる。
パーマリンクは、上記以外にもプラグイン開発やテーマ開発によって独自に定義ができるので、概念だけでも知っておいて損はないはずだ。
メディア機能を理解する
メディア機能は、いわゆる画像などのアップロード機能だ。
なぜプラグイン開発やテーマ開発の際に知っておいた方が良いのか?というと、アップロードしたファイルを表示する際には、Wordpressのルールに従って画像等のアップロードファイルのURLを指定する必要があるからだ。
メディアファイルに関するURLの指定は、Wordpressで関数が実装されているので、後日詳しく解説する。
次に、PHPの基礎を理解する
WordPressの機能について理解出来たら、次に学ぶのはPHPの基礎だ。
WordpressはPHPというインタープリター言語(コンパイルしなくても動作するプログラム言語)で実装されている。当然、オリジナル(自作)プラグインやテーマの開発は、PHPというプログラミング言語で開発することになる。
特に覚えておきたいのが、以下の4つだ。
- 変数と定数、グローバル変数
- 関数の考え方(引数、戻り値等)
- HTMLの出力方法(echo)
- 制御構文(条件分岐、繰り返し)
欲を言えば、クラスの考え方も理解しておいた方が良いのだが、Wordpressは関数で呼び出せる処理が多いので、クラスの考え方は無理に覚えなくてもよい。
PHPが理解出来てきたら、いよいよ・・・
PHPのプログラミングが理解できて来たら、いよいよ簡単なプラグイン開発やテーマ開発を進めていこう。
特に、Wordpressのプラグイン開発やテーマ開発では避けて通れない、
- アクションフック
- アクションフィルタ
の2点を理解しておく必要がある。
初めてプラグイン開発やテーマ開発を行う際は、書籍などを活用して上記2点の実装方法を押さえておくとよいだろう。また、PHPのプログラミングに慣れてきた人は、既存のプラグインやテーマのソースファイルを見てみるのも1つの方法だ。