【海外ノマドワーカー希望者向け】滞在日数は何日まで!?ノービザで滞在できる国とその日数(東ヨーロッパ・ロシア編)
access_time2019年3月7日
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Posted by Hisashi
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自由気ままな移住と生活&働き方
日本にいるとあまり気にすることがないが、海外に行くと気にする必要があるのがビザ(査証)だ。
日本のパスポートは世界の中でも一番信頼が強いと言われており、他の国と比べてノービザで滞在できる国が非常に多い。
今回は、東ヨーロッパ・ロシアエリアにおいて、日本のパスポートでノービザで滞在できる国とその日数についてまとめてみた。
ノービザで行ける国(東ヨーロッパ・ロシア編)
日本のパスポートで東ヨーロッパ諸国や・ロシアに行く場合、以下の国であればノービザで滞在可能だ。
- アルメニア共和国
- ウクライナ
- ウズベキスタン共和国
- エストニア共和国
- カザフスタン共和国
- キルギス
- クロアチア共和国
- ジョージア
- スロヴェニア共和国
- スロバキア共和国
- セルビア共和国
- チェコ共和国
- ハンガリー共和国
- ブルガリア共和国
- ベラルーシ共和国
- ボスニア・ヘルツェゴビナ
- ポーランド共和国
- マケドニア共和国
- モルドバ共和国
- モンテネグロ
- ラトビア共和国
- リトアニア共和国
- ルーマニア
では、続いて、ノービザで滞在できる日数と注意点について、各国を比較していこう。
アルメニア共和国
- 2017年9月6日より1年間で180日間以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、申請時6ヶ月以上。未使用査証欄1頁以上
ウクライナ
- 180日間で90日以内の短期滞在はビザ不要
- 滞在費用証明(1日につきUS$100相当の現金、クレジットカード、ホテル予約証明証等)が必要
- 必要な旅券の残存期間は、帰国時まで有効なもの。未使用査証欄2頁以上
ウズベキスタン共和国
- 2018年2月10日より30日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月以上
エストニア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券、海外旅行傷害保険の加入が必要
- 必要な旅券の残存期間は、過去10年以内に発行された旅券でシェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上。未使用査証欄連続2頁以上
カザフスタン共和国
- 2017年1月1日より30日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2頁以上
キルギス
- 60日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時まで有効なもの。未使用査証欄1頁以上
クロアチア共和国
- 180日以内の期間に合計90日以内の観光、会議・商談目的の滞在はビザ不要
- 出国用航空券、1日あたりEUR70相当額の滞在費用とホテル予約確認書(クロアチアの関係者からの保証書がある場合は、1日あたりEUR30相当額)が必要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月以上
ジョージア
- 入国日から起算し1年間以内の滞在は活動内容を問わずビザの取得が免除
- 滞在期間をカバーする海外旅行保険への加入が必要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時まで有効なもの。未使用査証欄1頁以上
スロヴェニア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1頁以上
スロバキア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1頁以上
セルビア共和国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の滞在。海外旅行保険への加入を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、出国時90日以上。未使用査証欄1頁以上
チェコ共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光および報酬を得ない業務目的の滞在はビザ不要
- 海外旅行傷害保険の加入が必要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
ハンガリー共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、添乗、業務目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
ブルガリア共和国
- 最初の入国日から6ヵ月間で合計90日以内の通過・観光・業務目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月以上。未使用査証欄見開き2頁以上
ベラルーシ共和国
- 観光・商用・知人訪問目的でミンスク国立空港より空路で入出国する場合のみ出入国を含め最大30日以内の滞在はビザ不要
- 1日あたり25EURの現金、死亡保障金額が10,000EUR以上の海外旅行保険が必要
- 陸路での入出国、ロシアからの入出国の場合は事前にビザ取得が必要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時90日以上
ボスニア・ヘルツェゴビナ
- 90日以内の観光・業務目的はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヵ月以上
ポーランド共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の短期滞在はビザ不要
- 十分な滞在費(3日以内:ZL300以上/4日以上:1日につきZL100以上)が必要。海外旅行保険への加入を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1頁以上
北マケドニア※
- 営利活動目的または3ヵ月を超えて滞在する場合は、入国前にビザを取得。観光などの非営利活動目的による3ヵ月以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、都度、現地や利用航空会社等に確認が必要
※2019/02/13に、国名がマケドニア共和国から北マケドニアに変更された(マケドニア呼称問題)
モルドバ共和国
- 最初の入国日より6ヵ月間で90日以内の滞在はビザ不要。就労、留学の場合は90日以内であってもビザが必要
- 必要な旅券の残存期間は、都度、現地や利用航空会社等に確認が必要
モンテネグロ
- 最初の入国日より6ヵ月間で90日以内の滞在はビザ不要
- 入国後24時間以内に最寄の警察署で滞在登録が必要(ホテル等に宿泊する場合、ホテルが登録を行う)発行された滞在登録証は常に所持する(出国審査時にも登録証の提示を求められることがある)
- 必要な旅券の残存期間は、都度、現地や利用航空会社等に確認が必要
ラトビア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要
- 滞在期間をカバーする海外旅行傷害保険(EUR30,000以上治療・救援費用)への加入が必要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国出国時3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
リトアニア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の滞在はビザ不要。
- 補償額が1人2万リタス以上の海外旅行傷害保険への加入が必要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
ルーマニア
- 180日間の期間内で90日以内の観光、業務、知人・親族訪問、通過等の目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時3ヶ月以上(入国時6ヵ月以上を推奨)
ビザが必要な国(東ヨーロッパ・ロシア編)
一方、東ヨーロッパ・ロシア圏内で入国時にビザが必要な国は以下の通りである。
- アゼルバイジャン
- タジキスタン共和国
- トルクメニスタン
- ロシア連邦
アゼルバイジャン
- 事前にビザまたはeVISA取得が必要
- 必要な旅券の残存期間は、申請時6ヶ月以上。未使用査証欄1頁以上
タジキスタン共和国
- 事前にビザ取得が必要
- 出国時6ヶ月以上。未使用査証欄2頁以上
トルクメニスタン
- 事前にビザ取得が必要。在日大使館では、トルクメニスタンの入国管理局からの招聘状を所持している方のみビザ申請可。
- 必要な旅券の残存期間は、出国時6ヶ月以上。未使用査証欄1頁以上
ロシア連邦
- 事前にビザ取得が必要。ウラジオストク空港または海港から入出国してウラジオストクを含む沿海地方を訪問する場合に限りeVISA取得が可能
- 必要な旅券の残存期間は、出国時6ヶ月以上。未使用査証欄見開き2頁以上
シェンゲン協定加盟国から非加盟国に移動する際は要注意!
シェンゲン協定加盟国は、この記事で取り上げた通り、東西ヨーロッパ28ヵ国に渡る。そのため、ついついヨーロッパをノービザでノマドワーキングしていると、渡航先の国が実はシェンゲン協定非加盟国で入国にビザが必要というケースも考えられる。
ヨーロッパを渡航する際も、他のエリアと同様、ノービザの要件やビザ要件は必ず確認しておくことをおすすめする。
参考:ビザの種類と取得方法(日本橋夢屋)
- ビザ要否に関する情報提供は、あくまで2019年3月の時点で調査したものであり、将来に渡りその内容を保証するものではない。
ビザ要否の規定は変更される場合があるので、渡航前に必ず大使館等に確認すること。 - ビザが不要とされる場合でも、パスポート保持者の事由[パスポートの種類(機械読み取り式・機械読み取り式でない、発行地)、渡航目的、国籍や滞在資格、前提条件として第三国へ渡航する航空券の所持など)または渡航先国の出入国管理局の審査により入国を拒否された場合、当ブログは一切の責任を負わないものとする。