【海外ノマドワーカー希望者向け】滞在日数は何日まで!?ノービザで滞在できる国とその日数(西ヨーロッパ編)
access_time2019年3月6日
perm_identity
Posted by Hisashi
folder_open
自由気ままな移住と生活&働き方

日本にいるとあまり気にすることがないが、海外に行くと気にする必要があるのがビザ(査証)だ。
日本のパスポートは世界の中でも一番信頼が強いと言われており、他の国と比べてノービザで滞在できる国が非常に多い。
今回は、西ヨーロッパ諸国において、日本のパスポートでノービザで滞在できる国とその日数についてまとめてみた。
ノービザで行ける国(西ヨーロッパ編)
日本のパスポートで西ヨーロッパ諸国に行く場合、すべての国においてノービザで滞在可能だ。
- アイスランド共和国
- アイルランド共和国
- アルバニア共和国
- アンドラ公国(フランス)
- イギリス(グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国)
- イタリア共和国
- オランダ王国
- オーストリア共和国
- キプロス共和国
- ギリシャ共和国
- グリーンランド
- サンマリノ共和国
- ジブラルタル(英国)
- スイス連邦
- スウェーデン王国
- スペイン
- デンマーク王国
- ドイツ連邦共和国
- ノルウェー王国
- バチカン市国
- フィンランド共和国
- フランス共和国
- ベルギー王国
- ポルトガル共和国
- マルタ共和国
- モナコ公国
- リヒテンシュタイン公国(スイス)
- ルクセンブルク大公国
では、続いて、ノービザで滞在できる日数と注意点について、各国を比較していこう。
アイスランド共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行傷害保険の加入が望ましい
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
アイルランド共和国
- 滞在期間、目的にかかわらずビザ不要
- 3ヵ月を超える滞在は、現地で外国人登録が必要
- 就労の場合入国時にWork Permitの提示が必要
- 必要な旅券の残存期間は、出国時6ヶ月以上
アルバニア共和国
- 90日以内の滞在はビザ免除
- 入国時にEUR10が必要
- 必要な旅券の残存期間は、都度確認が必要
アンドラ公国(フランス)
- 90日以内の滞在はビザ不要
- フランスまたはスペインの入国条件を満たしていること
◆アンドラ公国とは?
アンドラは、スペインとフランスの間にあるピレネー山脈の中にある小さな国だ。フランス大統領とスペインのウルヘル司教2名による共同元首体制となっている。
イギリス(グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国)
- 6ヵ月未満の観光、業務、短期留学目的の滞在はビザ不要
- 出国用予約済航空券(乗車券、乗船券も可)、滞在費用証明(英文残高証明書、トラベラーズチェック等)、留学先、学術研究機関からの入学許可書(招聘状)、学術研究の場合、在外研究員の身分を証明する英文証明書が必要
- 必要な旅券の残存期間は、帰国時まで有効なもの
◆EU離脱問題の影響
もしイギリスがEUから離脱した場合、出入国条件やビザの条件が大きく変わることが予想される。イギリスへの入国については、駐日英国大使館のHP等で最新の情報を取得することをおすすめする。
参考:英国ビザ・大使館申請(日本橋夢屋)
イタリア共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光・業務目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国出国時90日以上
オランダ王国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明(必要金額は1日あたり34EUR)の持参を推奨
- カリブ海のアルバ島、キュラソー島、セント・マーチン島、BSE諸島(ボネール島、 セント・ユースタティウス島、サバ島)に関しては別の条件が適用される
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
オーストリア共和国
- シェンゲン協定加盟国。ところが、日本との二国間の査証免除取極が優先され6ヵ月以内の観光、訪問、業務目的はビザ不要※
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
※直行便を利用せずにシェンゲン加盟国を経由して出入国する場合は注意が必要。
キプロス共和国
- 3ヵ月以内の一般、外交・公用目的の滞在はビザ不要
- キプロスで収入を得る場合はビザが必要
- 必要な旅券の残存期間は、入国時3ヶ月以上
ギリシャ共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要。
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄2頁以上
グリーンランド
- シェンゲン協定加盟国(デンマークに準ずる)
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、添乗、短期留学目的の滞在はビザ不要。渡航ルートによりビザが必要な場合がある
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上
サン・マリノ共和国
- 90日以内の一般目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、 入国時90日以上。未使用査証欄1頁以上
◆サン・マリノとは?
サン・マリノは、周りをイタリアに囲まれた、現存する世界最古の共和国だ。首都のサンマリノ市は、ティターノ山の頂上にあるため、非常に景色が良いことで有名である。
サン・マリノは、周りをイタリアに囲まれた、現存する世界最古の共和国だ。首都のサンマリノ市は、ティターノ山の頂上にあるため、非常に景色が良いことで有名である。
ジブラルタル(英国)
- 短期間の観光はビザ不要。滞在期間は入国審査官判断
- 必要な旅券の残存期間は、 帰国時まで有効なもの
スイス連邦
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
スウェーデン王国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
スペイン
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要
- 往復航空券、滞在費用および滞在目的を証明するもの(ホテル予約確認書、招聘状等)が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
デンマーク王国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、添乗、短期留学目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 業務目的は業務内容により就労許可が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
ドイツ連邦共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、訪問、業務目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
ノルウェー王国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、出張、添乗、短期留学の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
バチカン市国
- イタリアの入国条件に準ずる。イタリアの入国条件を満たしていればビザ不要
フィンランド共和国
- シェンゲン協定加盟国。あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、添乗、業務、短期留学目的の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
フランス共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、短期業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄見開き2頁以上
ベルギー王国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の観光、業務目的の滞在はビザ不要。出国用航空券が必要
- 海外旅行保険、滞在費用証明の持参を推奨
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄連続3頁以上
ポルトガル共和国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内で観光、業務(国際会議・会議、添乗)目的の滞在はビザ不要。入国時に復路航空券が必要
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄2頁以上
マルタ共和国
- シェンゲン協定加盟国
- 6ヵ月間で90日以内の観光・留学・業務目的の滞在はビザ不要。入国時に復路航空券が必要
- 必要な旅券の残存期間は、 シェンゲン協定加盟国出国予定日から3ヵ月以上。未使用査証欄1頁以上
モナコ公国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、入国時3ヶ月以上
リヒテンシュタイン公国(スイス)
- シェンゲン協定加盟国
- 入国要件は、スイスに準ずる
- あらゆる180日間の期間内で合計90日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上。未使用査証欄1頁以上
ルクセンブルク大公国
- シェンゲン協定加盟国
- あらゆる180日間の期間内で90日以内の滞在はビザ不要
- 必要な旅券の残存期間は、シェンゲン協定加盟国からの出国予定日から3ヶ月間以上
ヨーロッパの国々の大半は、シェンゲン協定に加盟しているため、ノービザで滞在しやすい。
シェンゲン協定(シェンゲンきょうてい)は、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である(wikipedia)そのため、加盟国の大半は、共通の出入国ルールで運用しており、かつノービザで滞在しやすい国々となっている。
◆加盟国一覧
- オーストリア
- ベルギー
- チェコ
- デンマーク
- エストニア
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- ギリシャ
- ハンガリー
- アイスランド
- イタリア
- ラトビア
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- オランダ
- ノルウェー
- ポーランド
- ポルトガル
- スロバキア
- スロベニア
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
但し、EU 加盟国であるブルガリア,キプロス,アイルランド,クロアチア、ルーマニア,イギリスはシェンゲン協定加盟国に含まれないので、渡航する際は注意が必要だ。
参考:ビザの種類と取得方法(日本橋夢屋)
- ビザ要否に関する情報提供は、あくまで2019年3月の時点で調査したものであり、将来に渡りその内容を保証するものではない。
ビザ要否の規定は変更される場合があるので、渡航前に必ず大使館等に確認すること。 - ビザが不要とされる場合でも、パスポート保持者の事由[パスポートの種類(機械読み取り式・機械読み取り式でない、発行地)、渡航目的、国籍や滞在資格、前提条件として第三国へ渡航する航空券の所持など)または渡航先国の出入国管理局の審査により入国を拒否された場合、当ブログは一切の責任を負わないものとする。