【起業家向け】資金調達よりも1円でも多く稼ごう!海外で起業して分かった、初期資本とキャッシュフローの重要性
起業した際に、重要なものは何か?
巷では、M&Aや資金調達、VCといった言葉が飛び交っているが、私の経験をもとにすればどれも「起業ごっこ」をしているに過ぎないと思う。
M&Aや資金調達、VCは、あくまで外部からお金を借りたり貰う話であって、経営の根本ではない。
今回は、海外で起業して分かった、起業する際に重要な点についてお伝えする。
世の中金だ
言葉は悪いが、世の中金である。
会社を設立するにしても、仕入れをするにしても、経費を払うにしても、お金は絶対に必要だ。
起業家、経営者になるからには、その本質から目を背けてはいけない。
では、起業家、経営者が実際に直面するお金の問題って何だろうか?
起業家、経営者が実際に直面するお金の問題
売上が経っても、入金期日までに入金されない(怒)
起業してみると痛感するのだが、
ということだ。
つまり、
- 2019/07/31で検収完了し、
- 2019/08/31までの入金期限で請求書を送っても、
- 2019/09/30になっても入金されない
といったことは、少なからず発生するということだ。
その理由は?というと、経営のキホンである、
ことに起因している。
取引側の企業からすれば、この基本法則を守れば、期内の利益をできるだけ高くすることができるので、BtoBを中心にしたビジネスをするとどうしても入金が遅くなることがある。
特に海外で起業するとなると、銀行口座が海外の口座なので、日本国内の取引よりも入金手続きはさらに遅くなる。
意外とかかる固定費
日本や海外で起業して実際に法人登記を行うとなると、すくなくとも以下の経費が発生する。
- 資本金(初期費):1円~
- 法人登記費用(初期費):10万円~25万円
- 税理士費用(固定費):初期0~10万。月1万(決算時はさらに多い)
- オフィス費用(固定費):月額0万~
- 通信費用(固定費):月額2,000円~
- 人件費(固定費):月額0円~
- HPのサーバーレンタル費用、(固定費):月額500円~
- HPのドメイン取得・維持費用(固定費):月額500円~
思ったより費用が掛かっているのがわかるだろうか?
特に、思ったより固定費がかかっているのが見て取れると思う。
無在庫販売ビジネスをやるにしても、インターネットを使う以上は結局シェアオフィスを使うことになるし、ノマドするにしても通信用の携帯やSIMを購入する必要が出てくる。
固定費をできるだけ抑えても、上記の様な費用を0にするのは非常に難しい。
バカにならない!生き残るための初期費用
固定費という点で行くと、実は初期費用もバカにならない。
上記の初期費用だけではなく、売上が経たないうちに必要な初期費用も必要になってくる。
少なくとも、1年間は売り上げが0円でも食いつなげるような初期費用が必要だ。
なぜなら、個人的な経験だが、
- いくらSNSで露出を増やしても、(実績がないので)全く信用されない
- 起業当初は前職の縁でちょっとした仕事は貰えるが、それでも売り上げは多くて100万円程度
それ以外は、自分の人脈を駆使して受注を獲得するしかない。 - 起業から半年程度は、売上はおろかリード(見込み客)すら0に等しい
といった現実に直面するからだ。
初期費用はあればあるだけ有利だが、少なくとも1年間は売上0でも生き残れる資金を用意しておくべきだろう。
余談だが、
は、はっきり言って嘘である。あれば資本金の額だ。
起業家、経営者が事業存続のために考えるべきは何か?初期資本とキャッシュフローの重要性
1円でも多く稼ぐために、顧客を見つけておこう!
起業したい!会社を経営したい!社長になりたい!と思った方は、まず今勤めている会社や通っている学校の看板をすべてかなぐり捨てて、1から顧客を探してみることを強く推奨する。
結局、顧客がいない会社は、多かれ少なかれ、キャッシュフローが破綻する。
起業に必要なお金(初期資本)をためておこう!
次に大事なことは何しろ初期資本だ。先ほどお伝えした通り、起業後に売上が経つことは稀である以上、ある程度無収入でも生き残れる資金は必要だ。
そのためのお金をためておいたほうが、起業した後に楽になる。
- 職費を節約する
- 無駄な飲み会に行かない
- 不要なものを処分してお金に換える
- 株式投資やFX等で必要な資金をつくる
といったやり方でお金を作ることはできるはずだ。
起業する人は、インターネット上のきらびやかなキーワードに惑わされずに、経営の本質をしっかりと理解しておくことをおすすめする。