メールは、コミュニケーションでは使わなくなるかもしれない
以前、「メールを返さない人の心理と計り知れない損失」という記事を書いたが、最近認識が変わってきたので、自戒の意味を込めて再度考えをまとめてみた。
メールは、コミュニケーションツールとしてどうなのか?
最近の若い人もそうだが、「メールは見ません!」という人がかなり増えたと思う。仕事も話もLINEやSlack、Chatworkの様なコミュニケーションに適したチャットツールを使えば、円滑にコミュニケーションができるようになったからだ。
自分自身も、最近は仕事のやり取りや見積、請求といった基本業務に至るまで、ほとんどメールを使わなくなってしまった。メールの受信ボックスにたまるのは、ほとんどが迷惑メールかメルマガといった有様だ。
では、なぜメールを使わなくなったのか?
では、なぜメールを使わなくなったのか?を考えてみた。
・宛先を間違えると、誤配信の恐れがある
(チャットでも誤配信の可能性はある)
・メール文面を作るのは、意外と手間がかかる
(敬語や文章の組み立てに時間がかかる)
・メールを送っても、届いたかどうかがわからない
(LINEなどのコミュニケーションツールには、既読を確認する機能がある)
・・・
特に、メールは既読確認の機能が非常に弱く、中には、メールした後に電話してくる人もいる。以前は私もよくやっていたが、
・届いているかわからない
・メールの文面だけだと相手に100%の情報が伝わらない
といった懸念から相手に電話をかけていた(相当嫌がられた記憶がある)
まさにコミュニケーションコストの無駄使いだ。
実はこういった思考は面白くて、深堀していくと、作業やコミュニケーションの円滑化を図りたい企業や団体に対して、コンサルティングができるようになる。
話を戻すが、結局のところ、メールは相手が読んだかどうかを確認するすべがないのが、現代の様なスピード感を要する世の中にはマッチしない、というのが実情のようだ。
特に働き方改革を実現するとなると、コミュニケーションコストは最大限圧縮する必要が出てくる。
その場その場で、迅速なコミュニケーションを行える環境を整えることが重要になってくるだろう。
現代におけるメールの有効的な活用法の例
となると、メールはオワコンなのか?という疑義が生じるか、個人的にはまだメールは活用できると思う。
一番効果的なのは、HTMLメールによる「回覧板」的な使い方だ。
特に、LINE@等を登録していない見込み客前の段階では、メールアドレスの収集が一番実現しやすい。
となると、WebサイトやTwitterからメールマガジンに登録してもらい、顧客を育成する・・・といった流れで、メールを活用する時代になっていくだろう。